検品へのこだわり
検品体制
当社では、売却申込みごとに伝票番号を附番し、1つの伝票につき2名体制で検品を行っています。
1人目が医薬品の状態を目視で確認し、2人目が端末機器を利用して、医薬品情報のデータベースとデジタルで突合しています。
さらに、商品が購入され、出荷する際にも検品を行っているため、買取時から商品出荷までに合計3回の検品を経て、薬局様のお手元に届きます。
購入する薬局様が安心して患者さんに商品をお渡しできるような検品体制を整えています。
検品の詳しい内容は、以下からご覧いただけます。
・物流センター最前線!①~品質管理を支える買取検品の仕組み~
・物流センター最前線!③~医薬品二次流通の出荷現場を公開~
事例紹介(目視検品)
買取検品では、外箱と中身の薬の医薬品情報や状態を細部まで確認しています。
①外箱の検品
外箱の汚れや潰れの有無・具合を目視検品します。
②PTPシートの中身、ロットの確認
中身の薬も外箱同様、潰れや破損がないか状態を確認します。
また、外箱と製造番号の一致を確認することで、中身の薬の使用期限を担保しています。
なかには、製造番号の印字が見えにくい医薬品もあり、機械での読み取りが難しいため、目視で確認しています。
医薬品のなかには、製造時から製造番号が一致していないものもあり、その場合はメーカーへ問い合わせて照合します。
③チューブの開封口の確認
開口部がアルミで覆われている軟膏やクリームは、一本ずつキャップを開けて、未使用であることを確認しています。
輪ゴムで束ねられているシートは、圧迫により折れ曲がったり損傷する恐れがあります。
そのため、検品時に輪ゴムを取り除き、シートが販売に適した状態か確認しています。
検品後、シートが破損しないよう、シートを互い違いで重ねて箱に入れています。
また、メーカーからの出荷時と同様の向き・重ね方で収納し、取り出しやすさへも配慮しています。
事例紹介(撮影)
薬局様に安心して購入いただけるよう、すべての商品を写真撮影して状態を確認できるようにしています。
包装変更やシートのデザイン変更が発生した薬でも、この写真を確認いただくことで、事前に把握できます。
撮影箇所
・外箱が未開封の場合:計2枚
(外箱の医薬品名、外箱の使用期限・製造番号の記載面)
・外箱が開封済みの場合:計4枚
(外箱の医薬品名、外箱の使用期限・製造番号の記載面、シートの表面、シートの裏面)
事例紹介(出荷状態)
商品は専用テープで封緘し、販売先の薬局様にお送りしています。
当社は、開封済みの医薬品の取扱いにおいて、法律に則り販売を行っております。(薬機法施行規則則第210条第7号と第216条)
専用テープには以下の情報を記載しております。
・分割者の名称
・営業所の名称、所在地
・『調剤専用』の文字
注文商品は輸送中に潰れや損傷がないよう、緩衝材を詰めて出荷しています。
また購入いただいたお薬を、薬局様に最良の状態でお届けするよう、「取扱注意」のシールを貼付し、提携しているクロネコヤマトに引き渡しています。