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箱で買うべき?小分けで買うべき?悩ましいお薬の発注基準を大公開!~新しくなった新品分割販売サービスの活用方法~

公開日:2024年04年01月
10%OFFになった新品分割販売サービスの活用方法とは?

ファルマーケットは、2023年に『新品分割販売サービス』(以下、分割)を開始しました。

おかげさまで、サービスリリースから半年が経ち、今回満を持して販売価格を一律薬価の10%OFFでご提供することにいたしました。

このサービスリニューアルは、薬局のみなさまにとって決して小さくないメリットにつながると考えています。

例えばこれまで箱で発注する場合、得られる薬価差益と、あまるリスクとを天秤にかけて悩まれるケースがあったかと思います。しかし今後は、分割を活用することで、あまるリスクを排除した上で、薬価差益を狙うことが可能となります

そこで本記事では、分割をより賢く利用するために、『箱で買うべきか?小分けで買うべきか』の判断基準について詳しくお伝えしたいと思います。

1.分割で買うべきラインとは?

まず結論から申し上げます。

箱で買うべきか、分割で買うべきかの判断基準を以下の表にまとめました。

卸会社から箱で買った場合の割引率ごとに、どのくらいあまりそうなら分割で買うべきかを記載しています。

縦軸に卸会社が提供する割引率をとり、それぞれのパターンごとに分割で買うべき条件を記載しています。

2.薬価差益 VS 廃棄ロス

詳しく解説をしていきます。

例えば表の最下段ならば、「卸の割引率が50%OFFの薬の場合、箱で買っても使い切れず、もし44%以上あまりが出てしまうならば、箱で買わずに分割で買った方が最終的な利益は大きい」ということを示しています。

また最終的な利益とは何か?と言いますと、

(調剤して得られる薬価差益)ー(あまり分の仕入原価≒廃棄ロス)

となります。

そしてここで重要なポイントがあります。それは薬価差益も、廃棄ロスも、どちらも税込金額で計算するということです。

具体的な例を挙げて計算してみます。

  • 薬価100円
  • 100錠(10錠✕10シート)
  • 卸の割引率15%OFF

上記の場合、卸から箱で買ったときの仕入額は、

薬価100円 ✕ 100錠 ✕ 85% = 8,500円(税別)となりますが、

消費税は、8,500円✕10%=850円ですので、

税込での仕入額は、9,350円(税込)となります。

この仕入れに対し、100錠すべてを調剤した(完売した)場合の薬価差益は、

10,000円-9,350円=650円となります。

つまり粗利率は15%ではなく、実質6.5%ということになります。

つぎに、すべて調剤できなかった(完売しなかった)場合を計算してみます。

使い切れずにあまってしまった薬は、使用期限が切れれば廃棄となります。

ここでは、分かりやすく考えるため『あまる=廃棄』として計算をしてみます。

  • 調剤した数量:84錠
  • あまった数量:16錠
  • 廃棄した数量:16錠

このように、薬価差益よりも、廃棄ロスの赤字分の方が大きくなり、

最終的な利益は、▲814円となってしまいます。

この計算を、卸の割引率のパターンごとに整理すると以下のように整理ができます。

縦軸に卸からの割引率を、横軸に廃棄数量の割合を示しています。

(薬価100円、100錠包装の薬として計算)

赤い部分が、廃棄ロスの方が薬価差益(税込)よりも大きい部分、つまり赤字の領域で、青い部分が黒字の領域となります。

多くの薬局では、卸からの割引率は12%〜14%かと思いますので、その場合、「使い切る以外は赤字になってしまう」ということが分かります。

いかがでしょうか?

赤字ラインは思ったより厳しいと感じられた方も多いのではないでしょうか。

3.箱買いは、ハイリスク、ローリターン

薬価差益は「販売売上-仕入原価」であるため、患者さんに調剤してはじめて生まれる利益です。

卸から仕入れをした時点では差益は0円のままですが、みなさま箱で買う際は、使い切れると予測して発注をされることかと思います。

ここで悩ましいのが以下のような不確定な要素の存在です。

  1. 患者さんが次回も必ず来てくれるとは限らない。
  2. 処方内容が変わって、違う薬になるかもしれない
  3. 使用期限が残っているうちに、すべて使い切れるか分からない
  4. 箱を空けてしまうと返品ができない
  5. とは言え欠品時に患者さんが来たらリピートが途切れるかもれしれない

つまり、みなさまは100%使い切れる確信がもてない状態のまま、発注をしなければならない状況にあるということです。

さらに使い切れずに期限を迎えてしまった場合、多くは廃棄となります。

もちろん廃棄となる前に、使ってくれそうな他店舗へ移動したり、弊社のような買取サービスに売却したり、廃棄ロスを抑える手立てはあります。

しかし、あまりが出てしまった後の対策を考える前に、まずはあまりを出さない方法を考えることが、より重要となります。

繰り返しになりますが、完売以外は赤字となってしまうシビアな条件である以上、

箱買いはハイリスクかつ、ローリターンであると考えて、まずはリスクを最小限に抑える方法をとることが賢明ではないでしょうか?

ではリスクを回避する方法とは何か?それは分割で購入するということです。

4.分割は、ローリスク、ローリターン

分割で購入した場合をシミュレーションします。

  • 薬価100円
  • ファルマーケットの割引率10%
  • 10錠1シートを購入

もしあまりはでない、と仮定した場合、調剤売上は、薬価100円✕10錠=1,000円。

仕入原価は、990円(税込)ですので、薬価差益は10円となります。

たった1%の利益ではありますが、廃棄リスクを抑え、確実に黒字を狙えるという意味では、リターンは小さいですがリスクが少ない、とても合理的な購入方法になると言えないでしょうか?

数千円の赤字リスクを負っても、完売時の最大利益の数百円を狙う『箱買い』か、はたまた、廃棄を見越して確実に1%の利益を取りにいく『分割』か、

ぜひ、医薬品ごとに検討されてみることをお勧めいたします。

みなさまの経営努力が、確実に利益へと繋がることを信じて、ファルマーケットは全力でサポートをしてまいります。今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。

ファルマーケットの分割販売商品は『新品分割品値下げのお知らせ』をご覧ください。

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