吉祥寺駅徒歩1分。どんな処方にも応える、駅前薬局の小分け発注活用事例

(写真左から)
インタビュイー:株式会社ハクシンメディカル 吉祥寺サン薬局 渡辺拓也様
インタビュアー:株式会社Pharmarket 福本尚之
<内容>
- 薬局概要
- ファルマーケットの導入経緯その他対物テクニック
- 在庫リスクを排除しつつ欠品防止を実現する発注の工夫
- 吉祥寺サン薬局のこれからとファルマーケットへの期待
1)薬局概要
処方せん応需医療機関の数は年間450~500、東京駅周辺から山梨県まで、多種多様な患者さんに対応
Q:吉祥寺サン薬局様について教えてください。
私たちは吉祥寺駅周辺に2店舗運営している調剤薬局です。
応需する処方箋枚数は月に1,500枚程度とそこまで多くはありませんが、吉祥寺駅のすぐ目の前という立地もあり、さまざまな診療科の患者さんがいらっしゃいます。
近接している整形外科、近隣のメンタルクリニックの他に、電車通勤の方だと、JR中央線沿線のため東京駅や遠くは山梨県内の病院など、とても広い地域から処方箋を応需しています。
また、最近では吉祥寺も住民の高齢化が進み、いつも来てくださっていた方が在宅医療に移行するといったケースが増えています。
スペースが限られた小規模の薬局ですが、継続の患者さんだけでなく、一定数の新規の患者さんにも対応するため、少量多品目の在庫管理を心がけています。

Q:大変失礼ですが薬局の場所がビルの2階ですし、一見すると新規の患者さんが入りにくい印象を受けるのですが…
私もいつも不思議に思っています(笑)。以前ある患者さんにお聞きしたら、駅を利用した際の空き時間で、スマホで「吉祥寺 薬局」と検索をしたら、当社がヒットしたので、立ち寄ったとおっしゃられていました。
恐らく薬局名に”吉祥寺”が含まれているので上位に表示されやすいんでしょうね。
現実の立地だけでなく、ネットの世界でもアクセスのしやすさは大事だと実感しました。
ちなみに最近だと、三鷹の森ジブリ美術館が近くにあるので、海外の方もいらっしゃることも増えてきました。
Q:在庫管理の工夫について教えてください
そうした背景もあり、せっかく来ていただいた患者さんをガッカリさせてしまわないよう、できる限り準備をしてきた結果、在庫数は常時2,000種類以上となっています。
もちろん再来局されるか分からない患者さんの場合ですと、不動や廃棄のリスクがありますので、発注の量とタイミングは慎重に判断して行っています。
具体的には、卸さんに発注をする前に、手間にはなりますが必ず他店舗の在庫状況を確認し、譲受譲渡を行っています。また他店舗の在庫がない場合は地域薬剤師会での分譲依頼や、ファルマーケットさんの小分け購入などを活用しています。
2)ファルマーケットの導入経緯
会費無料&薬価10%offのコストメリットが決め手
Q:ファルマーケットの導入経緯をおしえてください。
これまでは取引先の卸さんの分割サービスを利用していました。ただし、特に薬価が高い薬などは卸さんの取扱品目が減ってしまって困っていました。そんなときにファルマーケットさんが新しく新品分割販売を始めたのを知って利用し始めました。
Q:なぜ他社ではなく当社をご活用いただいたのでしょうか?
コスト面でのメリットです。会費などの固定費が無料なのと、薬価の10%引きも魅力でした。小分けで購入したい薬は、薬価が高いストラテラカプセルやオルケディア錠など、比較的対象の診療科が限られる薬が中心だったのもちょうどよかったです。
Q:ご利用に際してなにかお困りのことはありませんでしたか?
手厚く連絡をいただいてフォローしていただいたので、会員登録から注文まで、特に迷ったりすることはありませんでした。
3)在庫リスクを排除しつつ欠品防止を実現する発注の工夫
必要な薬を必要な分だけ。細やかな管理で無駄なく効率的な発注を実現
Q:どんなお薬を分割で購入されるのでしょうか?
基本的には「2か月で使いきれないものは分割で発注する」ということをルールにしています。例えばラツーダ錠ですと規格が複数あり、20㎎、40㎎、60㎎は100錠入りの箱で卸さんに発注しますが、80mgはおひとりの患者さんに月30錠しか処方が出ないので、分割で注文をします。


他には、メマリーやボナロンなど、一部の先発品も分割で発注するようにしています。選定療養制度も始まり、多くの患者さんがジェネリックを希望されますが、一定数、先発品も在庫しておかないといけないので。
また、それぞれの規格ごとに発注するタイミングや、数量なども細かく設定し、従業員全員が確認できるように、こうした手製の札に記載して運用をしています。
当薬局はバックヤードがなく、在庫できるスペースに限りがあるので、何も気にせずに発注すると調剤室に入りきらなくなってしまうんです。そうした事情もあって、必要な薬を必要な分だけ発注できるサービスはとてもありがたいです。





Q:すごい細かい運用ですね。こうした努力の結果、廃棄や欠品はどうなりましたか?
以前との比較は難しいのですが、欠品は月に数件とほぼ発生しておりません。
また、不動在庫として廃棄になるケースは、10件程度のため、ファルマーケットさんに売却することもほぼない状態です。

Q:弊社のマスキングテープもご活用いただきありがとうございます
はい、会員登録時にいただいた「期限切迫」のテープを頻繁に活用しています。以前は付箋や無地のマスキングテープに手書きしたものを使っていたんですが、まさかファルマーケットさんが商品化しているとは思いもしませんでした。何度も貼り直しができるので、繰り返し使っています。

4)吉祥寺サン薬局のこれからとファルマーケットへの期待
地域に根ざした薬局として、さらなるサービス向上へ
Q:吉祥寺サン薬局様の今後の展望をお聞かせください。
当薬局は、これからも地域の健康を支える存在として、より質の高いサービスを提供していきます。アクセスの良さを活かし、高齢者や多忙な方でも安心して利用できる環境を整える他、健康相談やOTC販売など、予防医療にも力を入れることで地域の皆様に愛され続ける薬局でありたいです。
Q:最後弊社への要望、ご意見などをお願いいたします
もし可能であれば医療用医薬品以外も取扱いしていただけると助かります。特にOTCは地域支援体制加算の関係で、なるべく多品目を揃えたいのですが、仕入れられるところが限られていたり、段ボール単位でないと仕入れられなかったりするので、、、
ファルマーケットさんにはいつもお世話になっており、分割販売のレパートリーにもとても満足しています。取扱品目のリクエストにも応じていただけるので、これからも積極的に活用させていただきます!
P.S. 先日、薬局の「幸福の木」に花が咲きました!この花が咲くのは5年に一度の珍しいことだそうで、これをきっかけに何か良いことが起こりそうな予感がします。
