決めてはシンプルなサービス内容。新しいスタッフでも簡単に売却できるので、引き継ぎに苦労したことはありません。
薬局の概要
「患者さんに選んでいただける薬局」を心がけています。
Q:御社についてお聞かせ下さい。
弊社は都内に4店舗を展開しているチェーン薬局です。こちら(もりの調剤薬局)の店舗以外は、ここ3年にできた比較的新しい店舗です。
Q:どの店舗も外観・内装のデザインが素敵ですね。
社長の方針で、患者さんが来局しやすい薬局の外観や、居心地よくお待ちいただけるように店内を工夫するよう心掛けています。ここまで凝っている薬局も少ないですよね(笑)
ただ、差別化のためには大事なことだと考えています。質の高いおもてなしやサービスといったソフトを充実させても、薬局内に入っていただかないことには提供できません。患者さんに選んでいただくため、ハードとしての薬局に対して工夫をしています。
Q:アロマなどの物販にも力を入れていらっしゃいますね。
弊社ではアロマテラピーに力を入れていて、セラピストの資格を持ったスタッフもいます。アロマは医薬品ではないので、薬局で効果を明言することは薬機法上NGなんです。
しかし、例えば『認知症の患者さんへの芳香療法で物忘れが改善した』という研究があったりと、一定の効果が期待できます。患者さんが、より積極的な気持ちでヘルスケアに取り組むお手伝いができれば良いなと思っています。
Pharmarket(ファルマーケット)導入経緯
サイトの安心感から社長への提案もスムーズに進みました。
Q:ファルマーケットを導入された理由を教えてください。
不動在庫を何とかしなければという危機感から導入しました。おかげさまで、薬局の雰囲気を気に入り来て下さる地域の患者さんも多いんですね。ただその分、面受けの処方せんが増えるので、どうしても不動在庫が避けられないという悩みもありました。
余りが出ないように発注量を調整しても不動在庫は出てしまう。その結果、欠品している薬の処方せんを受け付けると、無駄なく在庫をそろえることに気を取られてしまいがちでした。新しくできた2店舗目のフルール薬局でも、時間が経つにつれて同じ悩みを抱えました。各店舗であつかう薬の診療科目がことなるため、店舗間での融通もうまくいかず、なにか方法はないかと探していました。
Q:他のサービスを検討されましたか?
同じようなネットサービスも、いくつか検討しました。それぞれのホームページを見くらべて、どういった薬が売却できるのか、売却方法の分かり易さ、売却した薬がどんな流れで他の薬局へ販売されるのか、といった点をチェックしました。
Q:決め手は何でしたか?
利用方法が分かりやすかったというのもありますが、サイトがキレイだったことです(笑)あとは、廃棄になる薬を売却して現金化できれば、少しですが会社の資産も増えますしね。
それで、社長や周りのスタッフに使ってよいか提案をしました。そのときも、サイトの作りがしっかりしていることに信頼を感じたそうで、じゃあ利用してみよう、ということになりました。
Pharmarket(ファルマーケット)の活用方法
毎月在庫を整理するというリズムが作れました。
Q:どのように売却サービスを利用されていますか?
まず、月末に全店で不動在庫をリストアップして、翌月の中旬ぐらいまでに使える薬を店舗間で融通します。それでも消化できない薬をファルマーケットさんに売却してます。足並みをそろえて在庫整理をするリズムが作れました。
おかげで、店舗間で何回もやりとりすることが無くなり、処理に取られていた時間も減らすことができました。
Q:サービスを利用されたご感想をお聞かせください。
ホームページ上で査定価格をすぐに確認できるのが便利です。売却するかどうか、すぐに判断できますからね。あと、薬を発送してから検品の結果がでるまで早いことも好感がもてます。
あと、新しいスタッフに引き継ぎするのが楽です。サイトが分かりやすいので、見て貰えば使い方を理解してくれます。「サイトを見ておいて」だけですからね。今までその方法で引き継ぎをしてきましたが、使い方の質問をされたことがないのはちょっと驚きです。
Q:ご要望についてお聞かせください。
端数も取り扱っていただけると嬉しいですね。ファルマーケットさんはシート単位で売却する必要があるじゃないですか。なので、売却できない端数部分は廃棄をしています。
もちろん、期限の保証をするために必要であることは理解しています。ルールは必要だと思いますので、何か方法があればよいなぁと期待しています。
Pharmarket(ファルマーケット)導入後の変化
スタッフの意識が患者さん優先に変化したことがメリットです。
Q:現在の不動在庫状況はいかがでしょうか。
かなり少なくすることができています。廃棄ってほんとうに無駄じゃないですか。なので、こちらの店舗では「廃棄額を5,000円未満にする!」という目標を立てて、地道に整理を続けてきました。それがようやく身を結び、今年の平均廃棄額は目標をクリアできているので、続けたかいがあったなぁと嬉しく思います。
Q:普段の業務に何か変化はありましたか?
薬が欠品している処方せんを受け付けたとき、「あ、これは不動になるな。」と分かるときの対応方法が変わりました。
昔は、不動にならないよう対処することに注意が向きがちでした。しかし今は、「仮に不動になっても売却できる。」という意識が日常の中にあるので、患者さんをお待たせしないことに集中できる。この変化は、サービスを活用したことによるメリットですね。
Q:今後の御社の取り組みを教えてください。
アロマへ本格的に力を入れていこうと考えています。2018年は、セラピストの資格取得に向けた、社内勉強会を予定しています。
薬剤師×アロマセラピストという専門性を活かし、守るべき法律は順守しつつ、医療と掛け合わせた質の高いサービスへと昇華し、患者さんへご提供していきたいと考えています。